2022年の自分を振り返り、新たな2023年を迎える決意を込めて、訪れる場所。
神社への初詣も然り、地元長野原の寺院への参拝も新しい体験です。
住職の突く鐘の音の力強さ
群馬県吾妻郡長野原町長野原には、古くから地域の仏事を支えてきた寺院があります。JR長野原草津口駅からバイパスではなく、草津温泉へ向かう旧道に佇む曹洞宗の寺院「大洞山雲林寺」です。
大洞山雲林寺について詳しくはこちら
大洞山雲林寺で行われた「除夜の鐘」では、住職自ら鐘を突き、さらに参拝者も突いて思い思いを念じます。今回、地元民として見学させていただきました。圧巻だったのは、住職の力強い鐘の音です。心のモヤモヤや、わだかまりなどが一瞬にして消えるほど力強い鐘の音に勇気と希望をいただきました。
一年の終わりを焼香に込めて念じる住職
大洞山雲林寺の本堂にて一年の締めくくりを念じて、焼香を終えてから除夜の鐘が始まります。
群馬県吾妻郡長野原町長野原の大みそかは寒いです。0度からマイナス3度ほどでしょうか。防寒が当たり前の中、住職は法衣で行事を執り行います。
今回、檀家ではないけれど参加の許可をいただき、地元の寺院の除夜の鐘を初めて体験させていただきました。
時節柄、住職はマスクをしたままで粛々と鐘を鳴らしています。新年となる0時を過ぎたあたりから参拝者が訪れ始めました。参拝者は、本堂をお参りした後、重い思いを込めて鐘を鳴らします。その際、参拝者一人ひとりに声をかけている住職の人柄が伝わってきました。
ひとつ突くごとに、念じる住職の姿に「念ずれば花開く」という大洞山雲林寺のコンセプトが伝わってきました。私自身、最高の新年を迎えたのかもしれません。本年もよろしくお願いいたします。